スクレーパープレート

フレームで規定された範囲の土壌を表層から順に任意の厚さで削り取る土壌採取器具です。

採取面積が広いので、土壌を薄く採取する場合でも分析に必要な試料量が得られ、調査対象物質の深度分布を詳細に把握できます。
土壌に含まれるセシウム137の詳細な深度分布の調査などに利用されています。また調査対象物質の単位面積当たり現存量の調査や、かさ密度（bulk density）の決定にも用いることができます。（参考：「人工林荒廃と水・土砂流出の実態」2008.恩田裕一編.岩波書店）